チカラン生活

チカランでのマタニティライフ!妊婦健診や暮らしやすさについて

花を持つ妊婦さんの画像

わたしは現在チカランで妊娠期間を過ごしています。今日は、実際この地で妊婦として生活してみて分かったことなどを記事にしたいと思います!

※こちらの記事の内容は2018年ごろのもので、現在とは少々状況が異なる可能性があります。申し訳ありませんが、参考情報としてご覧ください。

出産は日本?チカラン?~私のスケジュール~

私の場合、ズバリ出産自体は日本に帰ってします。そのあたりも含めてまずはご参考まで、私の妊娠期間中のスケジュールをご紹介しておきます。

 

<私の場合のスケジュール>

  1. 妊娠初期・・・日本の実家に滞在
  2. 妊娠中期・・・チカランに滞在
  3. 妊娠後期・・・日本の実家に滞在
  4. 出産・・・日本の実家付近の病院にて
  5. 産後6,7ヶ月・・・日本の実家に滞在→その後インドネシアへ戻る

実は私は日本への一時帰国中に妊娠が発覚した為、体調を考えそのまま妊娠初期の期間を日本で過ごしました。その後安定期に入りつわりも収まってきたのでチカランへ帰ってきました。また初産ということもあり出産は日本でするのが安心なことから、妊娠後期(8ヶ月頃)にまた日本へ帰る予定です。

つまり、妊娠期間のうち私がチカランで過ごすのは中期(安定期)の間のみです。

そのため、チカランでの出産等については語ることができないのですが、そんな私でも得られた情報や気づきをお伝えできればと思っています。

チカランで妊婦健診ができる病院は?

日本での妊娠発覚後ジャカルタのinternational SOSに問合せをし、チカランでも妊婦健診可能な病院を教えてもらいましたのでここに載せておきます。

 

Siloam Hospital Cikarang (シロアム病院チカラン)
住所: Kav 105 Jalan MH Thamrin, Lippo Cikarang
設備: ER, PICU, Laboratory, Radiology (X-ray and CT- Scan), ICU
産婦人科あり、妊婦検診、出産対応、NICUあり、救急対応設備あり

 

こちらの病院にはJクリニックが入っている為、健診時は日本語が話せる看護師さんによる日本語サポートが受けられます。(看護師さんが受付~健診、支払まで同行するスタイル。)

事前に電話で問合せをしてみましたが日本語で親切に対応して頂けました。

 

Omni Hospital Cikarang(オムニ病院チカラン)
住所: Jl.Raya Cibarusah Cikarang No.1, Sukaresmi
設備: ER, ICU, radiology, laboratory, inpatient, outpatient, pharmacy
産婦人科あり、妊婦検診、出産対応、NICUあり、救急対応設備あり

 

ある程度の英語対応は可能とのことですが、日本語対応は無いようです。私はインドネシア語も英語も流暢には話せないので、チカランで健診を受けるのであれば①のシロアム病院一択だと思いました。

 

ただしこの情報を下さった病院側からは、可能であればジャカルタでの健診を勧められました。(問いあわせた病院自体がジャカルタの病院だからということもありますが。)結局上記のような情報はあるものの、技術や衛生面を考えるとジャカルタの病院の方が安心、というのがその理由でした。

曰く、ポンドックインダ病院やSOSであれば設備や健診技術は日本と変わらないレベルとのこと。

<2019/12/20追記>

その後、①シロアム病院で検診を受けた妊婦さんからお話を聞くことができました!なんでも最近産婦人科の階がキレイに改築されたばかりで快適&先生も親切で丁寧に質問に答えてもらえて良かったとのこと。あくまでその方個人の感想ですが、試しに行ってみる価値は大いにありそうですね!

ジャカルタで健診を受けるという選択肢

妊婦健診はチカランの病院では受けず、ジャカルタの病院まで通うという選択肢もあります。

結局私の場合は「妊婦健診はジャカルタの病院へ行き、万一緊急事態が起こった際はチカランのシロアム病院へ行く」という結論に至りました。

私がジャカルタでの健診を選んだ理由

私が妊婦健診をジャカルタで受けることに決めた理由は以下です。

  1. 妊娠中期なので仮に日本で健診を受けるのであれば月1回という少ない頻度だったこと
  2. 安定期で体調が安定していたこと

以上の理由から、ジャカルタへの通院は無理がないと考えました。

つわりなど妊娠初期で体調が悪い場合はジャカルタへの通院は難しかったかもしれません。

ジャカルタへの通院で気を付けたこと

チカランからジャカルタまでの健診通院、そこで私が気を付けたことをご紹介します。

①夫に午後半休を取ってもらい同行してもらう

片道1時間半~2時間のジャカルタへの道中。何かあっては困るので、夫が午後半休を取れるタイミグで健診を予約し、同行してもらいました。

とはいえ実際には夫と一緒にエコーを見て楽しみたい、という思いが半分です。

②無理の無いスケジューリングを

体調が安定しているとは言え長時間の移動は疲れるので、健診のあとはジャカルタで1泊することにしました。

具体的には金曜の夕方に健診の予約を取り、ジャカルタで1泊、翌土曜日はジャカルタでお買い物とランチをしてチカランへ帰る、というスケジュールです。

 

金曜日は午後2時頃にチカランを出ましたが約1時間半で病院へ到着しました。予想外だったのは検診自体が1時間半程と非常に長かったことです!待ち時間はあまり無かったのですが、問診やエコーや追加の血液検査を入念にしてくれたお陰でとても長い時間がかかりました。

結果終わるころには疲労困憊でしたが、ジャカルタで1泊することにしていた為体調を崩すことなく翌日無事チカランへ帰ってこられました。

 

また健診の後はせっかくなのでフェアモントホテルに宿泊してみました。ジャカルタ市内にはいくつも高級ホテルがあり日本よりお安く宿泊できるので、出産前の夫婦二人の思い出作りにとてもおすすめです!

③気になることは何でも相談する

月一回、信頼できる病院で健診を受ける機会ですので、心配なことや気になることはメモしておいて、納得いくまで質問するようにしました。

 

私の場合は検診の数日前から連日お腹が張るようになったので、張る箇所や頻度を伝え、心配がないか相談しました。(結果問題はありませんでした。)

また知らない間に切迫流産の状態になっているという事態を最も危惧していた為、リクエストして頚管長を確認してもらいました。

 

チカランにも産婦人科はあるのですが、緊急事態でお世話になることが無いよう、ジャカルタでの健診時にあらゆるアドバイスをもらい、不安が少なくなるようにしました。

チカランでの妊娠生活、暮らしやすさは?

現在妊娠7ヶ月に入りましたが、私はチカランでも問題なく楽しく生活しています。そんな私が妊婦として気づくチカラン生活の良い点、工夫が必要な点をまとめてみました。

良い点

チカラン支持派の私ですが、正直、積極的に妊娠期間をチカランで送るほどの良い点はあまり無いと思います。とはいえ、ささやかなメリットがありますのでその点を紹介したいと思います。

渋滞が少ない

ジャカルタよりも圧倒的に渋滞が少ない点はメリットと言えます。

渋滞が無いので、急にお腹が張ったり、トイレに行きたくなってもすぐ予想通りの時間で帰宅できます。ジャカルタだと近所から帰宅するにも渋滞にはまり思わぬ時間がかかる…ということがありましたが、チカランではそんなこともなく、外出時はほぼ想定通りのスケジュールで帰ってこられます。これは体調が変わりやすい妊婦としては有難い点と言えます。

現地の人が妊婦に優しい

インドネシアでは、子連れや妊婦さんに優しい人が多いです。

先日、土曜日に夫とチカランの日本料理店に昼食を食べに行ったのですが、そのお店は全席喫煙でした。しかし店内はまだ混んでおらず、タバコを吸っている人もあまりいなかったので、妊娠中であることを伝え端っこの席に座らせてもらうことにしました。

すると妊娠中だと聞いた店員さんが、私たちの周りのテーブルに喫煙者が座らないよう、なんと”RESERVED”マークで四方の席をガードしてくれたのです!

お陰でタバコの煙にさらされることなく食事ができたのですが、その時間帯はお昼の12時台、店員さんの神対応に心から感謝です。ジャカルタでどうかは分かりませんが、日本ではきっとこのような対応は難しいのではないかと思います。

工夫が必要な点

これはあくまでジャカルタと比較した場合であり私の個人的な意見ですが、現状以下の点は工夫が必要なのではないかと思います。

病院の問題

結局私はチカランでまだ産婦人科にかかっていないので、この点を具体的にお伝えすることはできません。

私のようにジャカルタで健診を受けようとした場合、体調が安定しないとどうしても移動時間が辛くなってしまうので、その点が最大の問題と言えると思います。

 

インドネシアでは気に入った先生が見つかるまで健診のたびに病院を変えたり、先生を変えることは普通のことのようです。なのでもし妊娠初期からチカランに滞在するのであれば、体調が安定するまでチカランで健診、安定してきたらジャカルタへ通院、というのも一つの方法だと思います。

 

チカラン在住で今後妊娠を考えている方は、風邪など軽い症状の際に病院に行って様子を視察しておくのがおすすめです。

レストランが少ない

もちろんチカランにも沢山のレストランやスーパー、カフェ、ファーストフード等があります。ですがジャカルタに比べてしまうとその数は少ないです。

私は妊娠初期の頃、「体調が悪いけど、なぜかコロッケなら食べられる!」といった具合にピンポイントであるものが食べたくなったりしていました。

しかしチカランでは、体調が悪い中食べられるものを見つけてもレストランが遠い、手に入らない、ということがあり得るかも知れません。

ただしジャカルタより少ないながらもGo-JEKは走っているので、もしお目当てのレストランが遠かったり、料理をする気力が無くてもテイクアウトをお願いすることができます。

またAXIAというアパートに住んでいる場合は敷地内に日本食スーパーのパパイヤと日本料理店・イタリアンレストランが入っていますので、逆に便利かもしれません。

妊婦さんが少ない

ジャカルタと比較すると全体の駐妻人口が少ないので、当たり前ですが妊婦さんも少なくなります。なので、妊婦さん同士の交流をしたい場合は比較的チャンスが少ないかもしれません。

ただし、未就学の子供がいる先輩ママさんは沢山います!ジャバベカの私の住むアパートにも小さなお子さんを連れたママたちがいて、平日昼間は常に敷地内で2,3組のママたちが一緒に子供を遊ばせ交流しているのを見かけます。

まだお話したことは無いのですが、今度アパートの交流イベントがあるのでぜひとも先輩方の体験談を聞いてみようと思っているところです。

アパート内のつながりの他にも、チカラン日本人会(CJC)という組織があり、こちらのコミュニティを通じてママ友を作ることもできると思います。

終わりに

以上少しではありますが、チカランで実際に妊娠期間を過ごしてみて私が見知ったことをまとめてみました。

今後チカランで生活し妊娠を考えている方の参考になれば幸いです。