夫の駐在に伴うジャカルタへの渡航。言葉や文化の違いなど初めは様々な不安がつきものですが、その中でも「現地に友達がいない」という点は新米駐妻にとって大きな心配事の一つではないでしょうか?
実際には、こちらには同じ境遇の日本人駐妻さんがたくさんいるので普通に生活しているだけでも友達は徐々にできてくるはずです。が、敢えて「コレをすると友達ができやすい」と思う方法をいくつかご紹介します。ついでにインドネシア人と知り合える場についてもお伝えしたいと思います^^
日本人駐妻の友達を作る方法
①インドネシア語の語学学校に通う
THE王道パターンです。インドネシアの公用語はインドネシア語。ジャカルタでは英語のみで生きていくことも不可能ではないですがメイドさんやドライバーさんは英語が喋れない人が多く、ある程度こちらが喋れた方が便利です。そしてインドネシア語自体は比較的簡単な言語なので、必要最低限を習得するハードルはそう高くありません。要は習っておいて損は無いということです。
日本人駐妻の通う学校としてはJCCかABACが2強といったところでしょうか。
私の場合はJCC(Jakarta Communication Club)に通いましたが、当時クラスの人数は5人、週2回のレッスンを3ヵ月間受講する中で駐在生活を共に過ごす仲の良い友達ができました。大体の人が渡航後数か月で入門コースに入るので、ほぼ同時期に来イした人と知り合うことができます。年齢は様々ですが平日のレッスンということもあり全員日本人駐妻さんでした。一連のレッスンが終わった今も時々ランチをして情報共有したりお悩み相談をする仲です♪
ちなみに、同じ時間帯に別のレベルのクラスも開講しているのですが、授業の前は同じ待合室で待つのでそのクラスの人たち含め、みんなごちゃ混ぜで仲良くなりました^^
- 同じ日本人駐妻が多い
- ほぼ同時期に来イした人と知り合える
- 週に数回、数ヶ月間レッスンが続くので仲良くなれる
※一方、語学を勉強する場としては他にインドネシア大学やアトマジャヤ大学のBIPA(外国人向けのインドネシア語講座)にガッツリ通っちゃう方法もあり、こうした場合は他の国の駐妻さん(特に韓国人が多いそう)と知り合えるようです!
②習い事を始めてみる
習い事を通して自分のスキルを磨いたり趣味の幅を広げることができますが、そこで気の合う人と知り合えるというのも大きなメリットです!
私の場合は料理が好きで且つインドネシアの文化に興味があるので、インドネシア料理の教室に通ってみました。
そこで出会ったのは、同じく料理が大好きで日本ではもともと中華料理の先生をしていた方と、インドネシアの文化に詳しくインドネシア語ペラペラの駐妻さん!インドネシア料理というマニアックな習い事だったからかもしれませんが、自分が興味がある習い事には同じ趣味趣向の人が集まるようで、そこで知り合った方とはすぐに意気投合できました。
ジャカルタでは例えばJJCのクラブ活動など習い事は豊富にあるので自分の興味にあうものを探してみて下さい^^
趣味が似ている人と出会える可能性が高い
③小さい子供がいる場合
小さい子供がいる場合ついつい母子で家に引きこもってしまいがちですが、子供が遊べる場所に行けばママ友ができるかも!例えば以下の場所には駐ママさんがいます^^
Rock Star Gym
ジャカルタ在住ママの間でお馴染みのRock Star Gym。ジャカルタに複数店舗があり、生後半年から通える子供の室内お稽古施設です。クラスは体操やバレエ、ダンス、水泳やヨガなど種類豊富。1ヶ月の会費を払えば基本的に対象年齢の各クラスに自由参加で行き放題!ふらっと遊ばせにいけるためとても便利だそう。実は我が家はまだデビューしていないのですが(^^;)、友人曰くこちらには日本人ママも多く情報交換の場にもなっているんだとか!
アパートのプレイルーム
大きなアパートには小さい子供用のプレイルームがあることが多いです。なので駐在ママの多くがこうしたアパートのプレイルームで子供を遊ばせています。ただし、ママ本人が連れていくのか、メイドさんにお任せするかは人によりますし、またアパートによってもカラーがあるよう。私が以前住んでいたアパートは、プレイルームが子連れママのたまり場になっていましたが、今のアパートは子供を任されたメイドさんのたまり場になっています^^;
運良くプレイルームにママ本人が集まるアパートだと簡単にママ友ができます。同じアパート内でママ友ができると子供同士を遊ばせ易いし、近所の小児科や子連れでの外出情報も共有できて非常に有意義ですよね。
JJCの図書館・イベント
JJC(Jakarta Japan Club)の会員になると各クラブ活動やイベントへの参加、レストランでの割引など様々な特典がありますが、その一つに図書館の利用があります。この図書館には児童書コーナー(と小さな遊び場)があり、子連れのママさんが来ているのをよく見かけます。かなーり小ぢんまりしていますが、絵本を借りに来るついでにお友達になれるかも知れません。
またJJCのイベントには「おはなし会」など子供向けのものもあります。我が子はまだお話が理解できる月齢ではないので参加経験無しなのですが、こうしたイベントでも日本人駐ママが集まっているようですね。
④夫の同僚・友人つながり
旦那さんの職場の先輩後輩・またはお友達と家族ぐるみで会う機会があれば、相手の奥さんと知り合えます。これは駐在先ではよくあるシチュエーション^^
奥さんが来イしたてで寂しい思いをしていたら、ぜひとも旦那さんにはこうした機会を作るよう頑張ってほしいところです!
⑤その他
その他、一人お友達ができたらその人の友達を紹介してもらって芋づる式に知り合いが増える…というパターンも結構あります。(積極的に友達を紹介してくれる世話好きな方も割といます笑。)
また忘れてはいけないのがSNS!インスタやツイッター等にもジャカルタ在住者コミュニティはもちろん存在しており、気軽に多くの人とつながることができます^^情報収集できますし、時々オフ会も開催されているようです。渡航前に専用アカウントを作って情報収集する方も多いようです。
それから一応、ジャカルタには日本人が多いだけあり各県出身者の県人会や、大学の同窓会があったりします。(私の地元・大学の会は男性だらけで駐妻さんいない感じでしたが…)もし興味があれば調べてみてください!
インドネシア人の友達を作る方法
せっかくインドネシアで暮らすならば、インドネシア人とも仲良くなってみたい!そう思っている方へ。(友達作り目的で参加したわけではないですが)私が過去にインドネシアの方々と知り合った場を紹介します♪
①ワークショップに参加してみる
単発で参加できるカリグラフィーレッスン、バリスタ講座、トレーダーセミナー、料理写真の撮り方レッスン、ヨガやパン教室などなど、ジャカルタでは常に様々なワークショップが開催されています。
そんなワークショップへの参加で私が利用しているのがMAUBELAJARAPAというサイト。こちらはジャカルタで開催されるワークショップを掲載しているサイトで、常に多種多様なイベントが紹介されています。トップページに並ぶイベント情報をざっと見るだけでもかなりワクワクできるはず♪
Lifenesia(インドネシアの日本人向けフリーペーパー)の後ろの方にもワークショップ情報が載っているのですが、実はMAUBELAJARAPAで募集しているイベントの一部だったりします。Lifenesiaでも紹介されているものは日本人や外国人ウェルカムなイベントと考えて良さそうです。私はカリグラフィや水彩画のワークショップ等に参加したことがあります。どれも単発で週末の数時間を利用して気楽に参加できるものです。
行ってみると先生はインドネシア人で、受講生も大多数がインドネシア人。
例えばLifenesiaにも載っていたカリグラフィ講座は20人ほどが参加していましたが私ともう一人の日本人駐妻さんを除き全員インドネシア人の学生・OL・マダム(女子率100%)でした。日本人が二人混ざっている為先生は英語で全体にレクチャー。そして他の参加者は、みんな当たり前のように英語が喋れる人ばかり!(こういう場に来るインドネシア人は高等教育を受けている層の方々なのかな~と思いました。)
隣に座っていたのは地元の女子高生でしたが、日本人を珍しがってか?たくさん話しかけてくれて面白かったです。彼女も英語がしゃべれたのですが、ところどころgoogle翻訳を使いながら京都に旅行に行った話などをしてくれました。
- 単発の講座なので気軽に参加できる
- 英語を喋れるインドネシア人がたくさんいる
ちなみにカリグラフィ講座は事前に英語がokか講師にメールで確認してから参加しました。
それを怠った水彩画講座は先生が英語を喋れない人でしたが、インドネシア語検定D級レベルの私でもなんとかなりました。さらに参加者5人のうちに日本語を勉強している学生さんがいて大いに助けてくれた次第。そんな出会いもあったりします。
もともとフレンドリーな人が多いインドネシア人ですが、日本人に対しても好奇心旺盛に絡んできてくれるので流れに身を任せてコミュニケーションを楽しみました♪
②ボランティアに参加してみる
子供が生まれる前、ジャカルタ市内のゴミ拾いボランティアに参加してみました。週末のカーフリーデーにスディルマン通りのゴミを拾いながら、「ゴミはゴミ箱に捨ててね」と啓蒙して歩く活動です。
もともと日本人が始めた団体らしいので参加者はみな日本人なのかと思いきや、行ってみると私以外なんと全員インドネシア人でした。20人ほどのインドネシアン老若男女に一人混ざってゴミ拾いをしたわけですが、そこはさすがフレンドリーなインドネシア人!ゴミを拾って練り歩く間、代わる代わる色んなメンバーが話しかけに来てくれました。
さらに参加者の半分ほどは学生さんだったのですが、驚いたのはそのほとんどが日本語学習者だったこと。しかも普通に会話ができるレベルで感動しました。日本語が話せないメンバーとのコミュニケーションも通訳をしてくれた為、この日私はほぼ日本語しかしゃべりませんでした。
帯同という形でおじゃましている国にボランティアで貢献できる上、おもしろい出会いもあるのでなかなかオススメです。
- 費用をかけず参加できる
- 老若男女様々な人がいる
- (日本語が話せる人がいるかも?)
以上、私が経験した中で人と出会うきっかけになった出来事をご紹介しました。
異国の地にいると日本人というだけで仲間意識が芽生えますし、現地の人はフレンドリーですし。とにかく何かしらの形で外に出ていけばどんどん輪が広がっていくと思います。